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八千代座は、明治時代に温泉と商工業で栄えた山鹿の旦那衆が、劇場組合をつくって建てた芝居小屋です。本格的な歌舞伎が上演できる、全国でも希少な芝居小屋のひとつであり、さらに東西の通用門や池、火鉢置き場といった保存されている唯一の小屋でもあります。廻り舞台やすっぽん(いずれも人力操作)、花道、囃子場などを備え、客室も枡席と桟敷席で構成された、江戸時代の歌舞伎劇場の洋式を今に伝える貴重な建造物として、1988年には国の重要文化財に指定されています。
平成8年秋から5年がかりで「百年に一度」という大修理を行いましたが、その工程は建物の構造などを調査しながら解いていくというもので、最終的には骨格だけを残すまでに解体しました。修復では歴史的建造物であるために、可能な限りの木材を再利用し、さらには耐震性を増すため壁の中にも補強を加えるなど安全面での強化もはかられました。
平成13年春、2度目のこれら落としを迎えるその姿は喫煙席を増築した大正12年当時の姿となり、往時をしのぶ天井広告看板や、豪華なシャンデリアなども復元されました。 |
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時間 |
午前9時〜午後6時 |
休館日 |
12月29日〜1月1日 |
料金 |
おとな |
500円 |
小中学生 |
250円 |
団団体(20人以上)2割引 |
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